私が学生時代の話。
一人暮らしをしていた時に被害に遭いそうになり、安心安全を買うために、オートロック付きのアパートに引っ越ししました。
ここでは防犯対策として何を意識して物件を選ぶのか、どうやって防犯対策している物件を見分けるかについて書いています。
これからの物件選びに役立ててください。
女性の一人暮らしで防犯できる物件を選ぶ!
女の子の一人暮らしの防犯対策として真っ先に思い浮かぶのが、オートロック付きの物件ではないでしょうか。
防犯対策として賃貸を選ぶポイントは戸数の少ないアパートに住み、住民と顔馴染みになること。
いざというとき、頼れる存在になります。
そして1階には住まない。
これは外せない条件です。
2階以上だったら安心ということではなく、犯罪のリスクを極力減らすという意味で、1階は避けるべきです。
一人で住むことに不安を覚えるならシェアハウスという手も。
一緒に住む女性を探してもいいですね。
あとは、
・最上階を除く3階以上
・外から物をつたって入れない場所
・帰宅までの道のりが、人通りが多いアパート
・駅やバス停から近いこと
・駐車場から玄関の距離が近い
・近隣の昼・夜の雰囲気の確認
・同じアパートの住人、特に隣に住んでいる人の確認(隣が女性だと安心)
・モニターインターホンがついている(相手の確認)
・セキュリティがついているアパート
・防犯カメラがついているアパート
こういった点を重視して、家を選ぶポイントにしてください。
女性専用の賃貸というのは、それを狙って覗きや侵入を試みる男もいるため個人的にはオススメしません。
一番最初に住んでいたところが、女性専用のアパートでそういった類の話はよく聞きました。
一人暮らしで防犯を意識するようになった私の体験談
私が一人暮らしを始めた頃田舎から出てきたこともあり、防犯は全く気にしていませんでした。
ただ、住んでいたところが女子学生専用のアパートとなっており、1階に住んでいた女の子が通風孔から時々覗かれていたり、私と同じ2階に住んでいた友だちは風呂に入っている時にすりガラスから覗かれているとよく言っていました。
洗濯物を干す専用の場所が2階にあったのですが風呂場の窓は、その階段を登る途中にありました。
覗きやすい場所に窓があったんですね。
そしてある日、その友だちが部屋の鍵を開けっぱなしにして風呂に入りに行きました。
部屋を出て、廊下の端っこに共同風呂がありました。
その間に男が侵入し、部屋の鍵を盗んだ模様。
そしてその夜友だちが寝ているとき、カギを盗んだ男が、部屋に侵入してきたんですね。
友だちがびっくりして起きると急いで逃げていったらしいです。
そしてすぐに友だちは警察を呼び私の部屋へ来て、何度もドアを叩いて起こそうとしたそうなんですが、当の私は全く気づかず、のんきに寝ていました。
翌日、話を聞いてびっくり!
男が暗闇の中ただ座って、友だちが寝ている姿をじーっと見ていたと。
とくに何かされた訳ではありません。
そして消火器の後ろに隠すようにして、盗んだカギを置いて逃げていったらしいです。
何もされなかったとはいえ、不気味な話。
何もされなくてよかったね!
鍵も隠すような形だったけど、ちゃんと返したんだ。
というか犯人は何がしたかったの?寝顔見たかっただけ?っていう話で終わりました。
でもその友だち、それから夜は電気を消すことができなくなり電気つけっ放しで寝るようになりました。
部屋から出るときは少しの時間だったとしても、必ずカギをかける習慣を持ちましょうね。
それから半年も経たない頃でしょうか。
今度は私が被害に遭いそうになりました。
翌日試験があったため夜中0時は過ぎていたと思います。
眠気覚ましに歩いて1,2分の、道路挟んだ向かい側のコンビニにコーヒーを買いに行きました。
当時夏の暑い頃。
透けそうな薄い生地の、丈が短いワンピースみたいな洋服を着てました。
すぐそこだし、このまま行ってこようとコーヒーを買い、店を出てアパートの敷地に入ろうとしたその瞬間、後ろから羽交い絞めにされました。
あっという間のことで、最初何が何だか分かりませんでした。
雰囲気から男性だということだけ分かりました。
そして口を塞がれ茂みの上に押し倒されると同時に口から手が離れたので、その瞬間に
「ちっ、ちかーん!!」
と叫びました。
男は急いで逃げましたが、私は腰が抜けました。
その後、叫び声を聞いた近くの住人が外に出てきてくれました。
腰が抜ける経験は、後にも先にもこのときだけ。
立って歩くことができず、地面を這うようにして部屋に戻りました。
この時、同じアパートに住む友だちは実家に帰っていてこの夜一人、眠れず震えながら朝を迎えたことを覚えています。
翌日茂みを見ると私が押し倒された時の姿のまま、茂みがへこんでいたのでリアルに怖かったです。
その後1年ほどは男女関係なく、後ろに人が来るだけで動悸と不安が襲ってくるという状態が続きました。
けっこうトラウマです。
ちなみに後日、警察署に行きましたが、羽交い絞めにされた時の腕の傷を写真に撮られただけでとくに被害もなかったので、警察が動くことはありませんでした。
でも今振り返ると夜中に一人で外出したこと、軽はずみに身体が露出するような恰好をして出かけたこと、これが一番の問題で原因は全て私にあったと思うんですね。
このアパートは怖いと思ったのでそれからすぐオートロック付きのアパートに引っ越しました。
防犯対策のある賃貸物件はどうやって見分けるか?
防犯カメラ+オートロック+管理人常駐となると防犯対策に力を入れている賃貸物件だと分かります。
その中でも防犯カメラは、防犯率の高いセキュリティの1つ。
管理人は基本的に日中しか常駐していないため、夜の時間帯は不在です。
そのため“この賃貸は防犯カメラが設置されている”
と犯人に分からせることで犯罪の抑止効果は随分高くなります。
防犯カメラがついているところは、ネットで探せばたくさん見つかりますよ!
女性の一人暮らしの注意点はここ!在宅の防犯と夜道の防犯対策で詳しく書いています!
防犯にオートロックは効果ある?
私が事件の後、引っ越したアパートは
・オートロック付き
・1K
・ロフト付
・角部屋
・管理人が朝の9時~夕方17時まで常駐
・管理費
以上を含めて55000円。
その前が25000円のアパートだったので倍以上の家賃です。
当時にしては結構高めな家賃。
それでも当時の私はこれで高いお金を払ってるし、安心して住めるって思ったものです。
単純ですね。
オートロック付きだから安心!ということは絶対ないです。
中に入る人の後ろをついていけば、簡単に入れるしないよりあった方が、マシかなという気休め程度。
でもオートロックにもメリットはあるんですよ。
新聞や浄水器、宗教といっためんどくさい類の勧誘は断りやすいです。
1階のドアを開けなければいいだけ。
たまに何でか部屋の玄関前まで来ている人もいますが、一般のオートロックがついていないところと比べると勧誘率がかなり減る、とも言われています。
まとめ
オートロック付きのアパートに住むようになってからは平穏無事に過ごしていたんですが、1階駐車場に停めている原付バイクのガソリンが夜中に抜かれていることが、結構ありました。
1年間に5回ほど。
治安は決していいとは言えませんでした。
防犯に効果的な物件を選ぶには
・防犯カメラがついていること
・最上階を除く3階以上であること
・帰り道が人目につく場所を選ぶこと
この点を重視して犯罪のリスクを減らしましょう。
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