雛祭りは
桃の節句という季節を愛でる行事。
雛人形を飾る時期は、立春から2月中旬にかけてが良いと言われています。
では雛人形を片付けるのは、いつが良いのでしょうか?
雛人形を片付ける時期と、
カビや虫を予防して、収納するコツについて書いています。
もししまうのが遅れるとどうなの?!
ということにも突っ込んで書いてますので、ご覧ください。
雛人形を片付ける時期

雛人形を片付ける時期は
啓蟄(けいちつ←冬ごもりしていた虫が外に這い出てくる春の時期)の日が良い
(2018年の啓蟄は3月6日にあたります。)
とか、
3月3日にお祝いをしてから、10日~2週間以内くらいを目安に片付ければ良い
など一般的には言われています。
ですが、
早いところでは3月2日に片付ける
遅いところでは旧暦の3月3日まで飾る(2018年は4月18日にあたります。)
雛人形を片付ける時期は地域やお家によってもさまざまです。
せっかく飾ったひな人形。
十分愛でて、ゆっくり鑑賞する。
大切に手入れをして、片づけたほうがお雛様も喜びますよ。
片づける日にちはそこまで気にすることなく、
晴れていて、空気が乾燥している日
を目安に、収納するようにしましょう。
雛人形を収納する方法
雛人形のしまい方には、カビ予防が大切です。
片付けは
晴天が続いて乾燥している日に、
箱と人形を、数時間陰干しをして
湿気をとばしてから行います。
人形を触るとき
素手では触らないように手袋をしてください。
人形の顔を筆や綿棒で埃を飛ばし、きれいにします。
その後
顔をティッシュペーパーなどで包み、紙テープで留めます。
衣装は毛ばたきなどで埃を取ります。
道具は付属でついてきた布などで
埃や指紋を、しっかりと落とします。
防虫剤が直接人形や道具類に当たらないように、気をつけてください。
変色の原因となります。
人形や道具をそれぞれ薄葉紙(うすようし)などの柔らかい紙で包みます。
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雛人形を箱に収納したら、写真に撮っておくと
来年片づけるとき、場所が把握できて楽ですよ!
人形が動かないよう、隙間には新聞紙を丸めて収納します。
雛人形をしまう箱は
湿気から守ってくれるため、桐箱が一番良いとされています。
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なければ、段ボールでも全く問題ありません。
段ボールは紙でできているので、通気性が良く
外箱が劣化しても、中にしまっている物の状態にそこまで影響はありません。
ただ衣装ケースなどのプラスチックは
湿気がこもり、カビが生えやすくなるので避けましょう。
防虫剤は1種類だけ、人形用の防虫剤を入れます。
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毎年同じものを、一箱に一つだけ入れましょう。
気体となって発生するガスは、空気よりも重いため
防虫剤は箱の上の方に置きます。
雛人形をしまう場所は
直射日光に当たらない場所を選び
できるだけ押し入れの上段に置き、下にはすのこを敷くのがオススメ。
下段は湿気がこもりがちです。
できれば押し入れには除湿剤を入れると、なお良し。
しまっているときも
時々は箱を開けて風を入れてあげたり、
10月くらいに虫干しをしてあげましょう。
きちんと丁寧に手入れをして、片付けてあげると
お雛様も喜びますね。
雛人形をしまうのが遅れると~?!
雛人形をしまうのが遅れると、お嫁にいくのが遅くなる
ってよく聞きますね。
これは昭和になってから、言われだした迷信です。
いつまでも長い間、埃を被って飾っていると
色褪せて、人形が痛む恐れがあるため。
娘が結婚すると“娘が片付いた”という言い方をしていたので
ひな人形を早々に片付けることと
早く結婚できることを結びつけて
いつまでも飾っているとだらしなく、
嫁の貰い手がなくなる
なので
生活にメリハリをつけ、きちんとした生活を送るように
戒めを込めて、
昔の人は言ったのでしょう。
ちなみに
ひな人形を片付けるのが少し遅れそうなときは、人形を後ろ向きにする地方もあります。
箱に入るまでの間、後ろ向きで休んでいていてください。
という意味を込めて。
ひな祭りが済んだら、
きちんと手入れをして、箱に納めて休ませてあげる
そうすると、細やかで愛情豊かに育った女の子は、きっと良縁を掴むはずです。
柳川さげもんひな祭りで古民家北島に行ってきた!豪華絢爛な雛人形達で詳しく書いています!
まとめ
雛人形をしまうタイミングは、
晴れていて、空気が乾燥している日を選び、
日にちはそこまで気にする必要はないです。
お雛様を十分愛でて、ゆっくり鑑賞して
大切にしまいましょう。


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