江戸時代から続く製薬所、野中烏犀圓(のなかうさいえん)に行ってきました。
こちらは漢方薬のお店で有名なんですが、訪れて一番びっくりしたのが
江戸時代から続く雛飾りがあることなんですよ。
佐賀市野中烏犀圓のひな祭りイベント!江戸時代から続く雛人形
野中烏犀圓の扉を開けてガラガラガラ~。
遠慮がちにこんにちわと声をかけると
野中家当主13代目の野中源一郎さんがボランティアガイドの人たち相手に、漢方薬のお話をされていました。
この店主、すごく話が上手だなーと思って聞いておりましたら、なんとこの方
九州大学薬学部の助教授をされていた方なんですって。
薬の研究をずっとされてきたお方なんですね。
こちらの建物は、国の有形文化財に指定されています。
江戸時代の威厳を感じる建物ですねぇ。
野中烏犀圓の場所は、旧古賀銀行から歩いて5分ほど行ったところにあります。
昔ながらのお雛様って、天冠という今より大きなジャラジャラがついた冠が、頭の上にのってるんですよね。
今のお雛様とはだいぶ違います。
髪型も違う!
左手の太鼓を叩いてる五人囃子のお顔の剥げが、時代の流れを感じさせます。
太鼓も剥げてる??
三人官女の髪型がやっぱり今の作りと違って、素朴な雰囲気ですね。
布団もあるんですよ。
作られて一体どのくらい経ったんだろうと、年季を感じさせる雛飾りでした。
江戸時代から続く雛人形って、なかなか見れませんよね。
じっくり見惚れてしまいました。
ウサイエンの漢方薬が200年以上引き続かれている!
野中烏犀圓は江戸時代から続く製薬所です。
うさいえんとは、不老長寿に効くように調合された漢方薬のこと。
なんと徳川家康もうさいえんを飲んでいたということで、200年以上引継がれている薬なんですって!!
徳川家康の遺品である薬壺に、“烏犀圓”と記載され練り薬が入っていたとのこと。
野中烏犀圓の創業は1626年で、1796年にウサイエンの製造販売を開始したということで、ものすごい年月ですよね。
ちなみに医学書で有名な杉田玄白の解体新書の初版本も、なぜかここにあるんだとか。
一般公開はされていないみたいです。
見てみたかったな。
お店の中にそのウサイエンのサンプルがあったので、1つ頂戴してきましたよ!
これ舐めたら、漢方薬ー!!っていうのがすぐ分かる刺激的なお味です。
ハッカをもっと強くした身体に効きそうな感じ?
高麗人参も入ってます。そりゃ効きそうだな。
建物内には棚に生薬が並びます。
創業は1626年ですよ!
歴史を感じます。
旧古賀銀行佐賀県佐賀市のひな祭りイベント!ランチは浪漫座で食べたで詳しく書いています!
まとめ
野中烏犀圓はもちろん無料で見学できます。
こちらでは、ショーケースの中に印籠も多数ありましたよ。
すごいな。
貴重なものを無料でたくさん拝見しました。
江戸時代から続くというひな人形、そして徳川家康が愛した漢方薬。
佐賀市ひな祭りの会場の中では、私が一番感動した場所です。
ぜひ足を運んでみてください。
佐賀県のひな祭りイベントは3月31日(土)までやっています。
開催時間は10~17時まで。
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